
※2019年1月2日に更新
『カーシェアで車をぶつけてしまったらどうなるの?』
カーシェアは保険料が時間あたりの料金に含まれているので、保険料を追加で支払う必要はありません。
- 対人補償(死亡・ケガ)
- 対物補償(物や車への損害)
- 車両補償
- 人身傷害補償
一方で、カーシェアを利用した際に貸渡約款違反があった場合、保険や補償が適用されなかったり、修理費用の補償、NOC(ノンオペレーションチャージ)を請求される場合があります。
NOCを補償する保険は会社によって、別途300円程度かかる場合がありますので注意が必要です。
カーシェアのNOCとは、会員が起こした事故や故障、忘れ物の発生などにより、シェアカー(カーシェア車両)の清掃・修理が必要になった場合の休業補償として会員がカーシェア会社に支払う補償です。
この記事では、カーシェア大手4社(タイムズカーシェア、カレコ、dカーシェア、オリックスカーシェア)におけるカーシェア保険の補償内容を徹底比較し、紹介していきます。
基本的な補償内容は変わらないので、保険料金だけで選ぶのはNGです。
カーシェアの選び方を知りたい方は『カーシェアの正しい選び方・はじめ方【保存版】』を確認してください。
0.カーシェアの保険は差が無いです
カーシェアの保険は大手4社ともに、以下の項目について約200円/15分やパック料金に含まれています。
カーシェア各社の補償額はほとんど差がありませんが、
違いがあるとすれば、対人補償の自賠責保険の金額です。
- 対人補償(死亡・ケガ):無制限(自賠責保険:会社によって異なる)
- 対物補償(物や車への損害):無制限(免責0万円)
- 車両補償:時価額(免責0万円)
- 人身傷害補償:無制限
※会員の方以外が運転しているケースや、飲酒、虚偽など法律に違反する場合には保険が適用されません。
対人補償の自賠責保険の補償額
- タイムズカーシェア:3千万円
- カレコ:6千万円
- dカーシェア:3千万円
- オリックスカーシェア:3千万円
とはいえ、自賠責保険は、強制加入の保険なので、自賠責以外に無制限の補償が付いているため、補償額は実質変わらないと考えて問題ないでしょう。
カーシェアの保険に差が無いなら、自分に合ったカーシェアを探したいという方は、『カーシェアリング徹底比較|13社利用してわかった本当のおすすめ』を確認してください。
それでは、カーシェア大手4社の保険を徹底比較していきましょう!
1.カーシェアを保険で選ぶならdカーシェアが一番おすすめ
カーシェアを保険で選ぶ方はそれほど多くないと思いますが、タイムズを利用している方を中心に、NOCなどの補償する保険(TCP安心補償サービス)を1回1回選ばなければいけないのが手間という方は多いです。
以下の補償もついてるのはdカーシェアだけです。
- 事故におけるNOC免除
- タイヤパンク
- 鍵のインロック
- 利用中のバッテリー上がりに伴う現地ジャンピング費用
- 事故等のレッカー対応
- ガス欠での現地給油
- 事故・故障時の代車費用
dカーシェアであれば、220円/15分の料金にすべて含まれているので、追加の保険料は一切かかりません。
dカーシェアは毎月の料金を支払う必要もなく、使った分だけ請求されるので、『とりあえずカーシェアをはじめてみたい』『カーシェアを使わない月もある』という方におすすめです。
※登録無料、月額料金不要
2.カーシェアリング大手4社の保険を徹底比較
タイムズカーシェア、カレコ、dカーシェア、オリックスカーシェアの保険料を紹介していきます!
※2018年10月時点の補償内容です。
2-1.タイムズカーシェアの保険
タイムズカーシェアは、月額料金1,030円、利用料金206円/15分~の中に、以下の補償内容が含まれています。
正確な内容を紹介したいので、そのまま転記をしています。
- 対人補償:1名につき 無制限 (自賠責保険 3千万円を含む)
- 対物補償:1事故につき 無制限 (対物免責額 0円)
- 車両補償:1事故につき 時価額 (車両免責額 0円)
- 人身傷害補償:1名につき 無制限
搭乗者の自動車事故によるケガ(死亡・後遺障害を含みます)につき、運転者の過失割合に関わらず、損害額を補償します。(限度額無制限:損害額認定は保険約款に基づき保険会社が実施いたします)
※搭乗者傷害は付保されておりません。
2-2.カレコの保険
カレコ・カーシェアリングは、月額料金980円、利用料金130円/10分(195円/15分換算)~の中に、以下の補償内容が含まれています。
- 対人補償: 1名限度額 無制限
- 対物補償 :1事故限度額 無制限(免責0万円)
- 車両 補償:1事故限度額 時価額(免責0万円)
- 人身傷害補償:1名につき上限6000万円(無保険車傷害2億円)
2-3.dカーシェアの保険
dカーシェアは、月額料金0円、利用料金220円/15分~の中に、以下の補償内容が含まれています。
- 対人補償:1名限度額 無制限(自賠責保険含む。免責0円)
- 対物補償: 1事故限度額 無制限(免責0円)
- 車両補償: 1事故限度額 時価額(免責0円)
- 人身損害補償: 1名につき 3,000万円まで
※搭乗者の自動車事故によるケガ(後遺障害を含みます)及び死亡につき、運転者の過失割合に関わらず、損害額を補償いたします。(限度額3,000万円:損害認定額認定は保険約款に基づき保険会社が実施)
dカーシェアは、それだけではなく以下の補償もついています。
- 事故におけるNOC免除
- タイヤパンク
- 鍵のインロック
- 利用中のバッテリー上がりに伴う現地ジャンピング費用
- 事故等のレッカー対応
- ガス欠での現地給油
- 事故・故障時の代車費用
※出典:https://carshare.dmkt-sp.jp
2-4.オリックスカーシェアの保険
オリックスカーシェアは、月額料金980円、利用料金200円/15分~の中に、以下の補償内容が含まれています。
- 対人 1名限度額 無制限(自賠責保険含む。免責0円)
- 対物 1事故限度額 無制限(免責0円)
- 車両 1事故限度額 時価額(免責0円)
- 人身損害 1名につき 3,000万円まで
※出典:https://www.orix-carshare.com/
大手カーシェア4社の保険を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
dカーシェアの保険が一番充実しています。
月額料金もかからず、とりあえず登録だけしておくという方も多いので、是非チェックしてみてください。
※登録無料、月額料金不要
2.カーシェアリングのNOCとペナルティをわかりやすく解説
カーシェアはレンタカーと同様に、故障や忘れ物、汚れによって車を貸し出せなくなった際に生じる『休業補償』を負担する必要があります。
それが、いわゆる『NOC』という補償です。
各社の代表的なNOC料金の事例を見ていきましょう。
一般的には、自走可能なら2万円、不可の場合は5万円ということが多いようです。
2-1.タイムズカーシェアのNOC
- 事故時:自走可能の場合 NOC(2万円)、自走不能の場合 NOC(5万円)
- 忘れ物 当社が忘れ物を回収する場合 実費+NOC(2万円)
タイムズは309円を払えば、以下のような補償がありますので、特に長時間利用の場合は加入をおすすめします。
2-2.カレコ・カーシェアリングのNOC
- 事故の場合自走して所定のステーションに返還された場合 20,000円
- 自走不可能な場合50,000円
カレコは324円を払えば、以下のような補償がありますので、特に長時間利用の場合は加入をおすすめします。
2-3.dカーシェアのNOC
dカーシェアは通常料金に含まれているので、発生しません。
2-4.オリックスカーシェアのNOC
- 自走して返却予定のステーションに返却した場合:20,000円
- 自走不可能な場合:50,000円
※特にサポートはありません。
3.カーシェア保険まとめ
カーシェアを保険料金だけで選ぶ方はいないと思いますが、料金の仕組みなどどうなっているのか気になる方は多いと思います。
カーシェアの保険に差が無いなら、自分に合ったカーシェアを探したいという方は、『カーシェアリング徹底比較|13社利用してわかった本当のおすすめ』を確認してください。