
※2019年2月5日に更新
「カーシェアってなんなの?」「レンタカーとの違いは?」など、話題のカーシェアがどんなものか気になりますよね。
カーシェアングとは、タイムズカーシェアなどのカーシェア事業者が駐車場で管理している車を、スマートフォンアプリによって予約・返却管理を行い、15分から借りることが出来る便利なサービスです。
アプリ一つで最短10分から車を借りることが出来る画期的なサービスですが、大きく2つのパターンがあります。
- タイムズなど、駐車場に設置した車を会員間でシェア
- 個人で所有する車を他の個人に貸し出す
一般的には、タイムズのカーシェアやカレコ、オリックスカーシェアなどのように、アプリ一つで簡単に車を借りることができる1番のサービスをさしています。
このページでは、カーシェアリングについてわかりやすく解説します。
※カーシェアリングの情報に関する注意事項
現在、「カーシェアリング」と検索すると多くの記事が出てきますが、そのほとんどが宣伝のために、自社都合で書かれたものですので、内容には十分に注意してください。
カーシェアNEXTでは、あくまで事実に基づいて中立的にカーシェアリングを解説していきます。
目次
1.カーシェアとは?仕組み・使い方を図解で解説
1-1.カーシェアの仕組みを図解で解説
カーシェアの仕組みはシンプルです。
タイムズカーシェアやカレコのような事業者のカーシェアは、カーシェア会社が駐車場(ステーション)で管理している車を、スマートフォンなどによって予約し、時間になったら借りるサービスです。
また、エニカ(Anyca)などの個人間カーシェアサービスは、以下のように車を所有するオーナーが、各ユーザーに対してシェアする仕組みです。
では、次にカーシェアの使い方を簡単5STEPで紹介します。
1-2.カーシェアの使い方5STEP
①アプリで予約
②予約時間に駐車場に向かう
③カーシェアを利用する
④ドライブを楽しむ
⑤アプリの利用終了ボタンを押したら完了です。
実際に利用してみると、カレコに限った話ではないですが、カーシェアは本当に便利だと実感しています。
月額無料のカーシェアや大手カーシェアなど、すべてのカーシェアを比較していますので、是非参考にしてみてください。
2.カーシェアのメリット・デメリット(マイカー比較)
さて、カーシェアリングを理解していただくためにカーシェアが普及した背景や仕組みを説明してきました。ここからは、カーシェアを利用することのメリット・デメリットを解説していきます。
まず、近くにステーションが2つい上ある場合はマイカーと比べて、カーシェアリングの方が圧倒的に便利です。
2-1.カーシェアのメリット
- 365日24時間、インターネットで最短3分後から利用可能です。
- ガソリン代、保険料、駐車場代、維持費、カーナビ、ETCなどが全て利用料金に含まれています。
- 10分単位など、ちょっとした買い物などで利用ができます。
車を所有することでかかる維持費は車体購入費用を除いて最低でも40万円以上はかかると言われていて、仮に東京都内などに通勤しているサラリーマンや、学生であれば利用時間と1ヶ月にかかるコストを考えると割りに合わない金額といえるでしょう。
たとえば、タイムズカーでカーシェアリングを利用した場合を以下のとおりと仮定します。
- 1日2時間(206円/15分)
- 1ヶ月に10回利用
料金 | |
月額基本料金 | 1,030円 |
利用料金 | 16,480円 |
無料利用分 | ▲1,030円 |
計 | 16,480円 |
通常のカーシェア利用であれば、月々数万円の料金を節約できるでしょう。
車自体は非常に便利な乗り物なので、圧倒的に安く済むのであれば利用したいという方は非常に多いです。
カーシェアによって車の良さに目覚めた方のコメントを紹介します。
30代男性(都内・会社員)
カーシェアリングを利用するようになって、公共交通機関を使ったり、贅沢にタクシーを利用することが増えました。毎月4万円近く浮いているので、1,500円くらいであれば乗ってしまうこともしばしばあります。個人間カーシェアなども活用して、休日には学生時代から憧れていた外車を安く利用したりして楽しんでいます。
2-2.カーシェアのデメリット
金銭的な面で大きなメリットしかないカーシェアですが、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
一番大きなデメリットは、タイムズカーシェアなどの法人に加え、個人間のカーシェアにおいても、特に地方ではまだ圧倒的に台数が足りていないことです。
また、確率的にかなり低いですが、まれに車が汚れていたり、個人間のカーシェアでトラブルがあることがあるようです。車を所有しない人からすると、固定で料金がかかることが殆どなので、全く利用しないという方はレンタカーの活用をおすすめします。
また、長期休暇などには近くの駐車場で車が借りられないケースもあるので、注意が必要です。近くにステーションが2つほどあれば安心ですね。
カーシェアの体験談をご参考までに載せておきます。
20代男性(都内・公務員)
時間が渋滞などの時には時間料金制なので、損した気分になります。遠出の場合は、レンタカーが良かったと思うことも多いので、渋滞が発生しやすい道路かなどはチェックしておくことをおすすめします。
30代女性(大阪・主婦)
失敗談というほどでもないですが、車好きな主人は愛車(プリウス)を手放すことにためらっていました。ただ、今ではカーシェアで憧れのベンツに乗ることが出来て大変満足しています。
カーシェアで車の選択肢が大きく広がります。一度、カーシェアを検討してみることを強くおすすめします。
3.カーシェアとレンタカーを徹底比較
- カーシェアはレンタカーと異なり、会員登録が必須です。
- カーシェアリングは利用時間の単位が10分~ですが、レンタカーは6時間以上が前提です。
- カーシェアは利用したいときにネットですぐに予約できますが、レンタカーはその都度手続きが必要です。
- カーシェアはレンタカーと異なり、ガソリンを満タンにしたりする必要がありません。
カーシェアとレンタカーを比較すると、まず圧倒的に便利なのはカーシェアです。
レンタカーを活用するシーンとしてふさわしいのは、長時間利用の場合のみです。
一般的には、10時間以内の利用ではカーシェアが安いことが多く、それ以上の場合はレンタカーを利用すると良いと言われていますので、用途によって使い分けましょう。
4.カーシェアの賢い利用法
冒頭で、カーシェアには2つのタイプがあることを説明しました。
- タイムズなどの法人が街中に車を設置し、それを会員間でシェアするタイプ
- 個人で所有する車を他の個人に貸し出すタイプ
カーシェアは、20代の若者ほど学生時代から1・2を使い分けて賢く乗りこなしています。
20代男性(都内・私立学生)
タイムズカーシェアは学生の利用料が無料なので、とりあえず登録だけしておいて日常的なシーンで活用している人は周りに多いです。月額が発生するタイミングで解約を検討します。デートや特別なときにはエニカ(Anyca)などのサービスでポルシェとかに乗って最高の気分を演出します。カーシェアで車の楽しさに気づく人も多いと思います。
20代女性(都内・OL)
彼氏が外車を迎えに来たときには相当びっくりしました。カーシェアで借りていたことは後日知りましたが、車でのデートに憧れがあったので、非常に満足でした。
車を所有している、していないに関わらずカーシェアを一度利用してみてください。キャンペーンなどを賢く活用して、まずは使ってみましょう。驚くほど簡単で、こんな時代になったのかと思っていただけると私たちは信じています。
カーシェアリングのランキングを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
『カーシェアリングおすすめTOP10!みんなが選ぶ人気ランキング【2020年版】』
5.カーシェアの海外と日本における状況
カーシェアを網羅的に解説していますので、必要の無い方は読み飛ばしてください。
5-1.海外におけるカーシェアの状況
1940年代のスイスで、車が高すぎるという理由から共同で所有したのが始まりといわれます。その後、1980年代以降、環境保全の観点から連邦政府が公的なサービスとしてカーシェアリングを導入したことが、現在のカーシェアの形を作っています。
まさにシェアすることでお金を節約でき、エコにもなるという現代のトレンドを押さえたサービスといえるでしょう。
その後、2000年にアメリカのZipcarが大学のキャンパスを中心にカーシェアを提供したことで一気に普及が進みました。2015年末時点で会員数が100万人、車両台数2万台に達しました。
5-2.日本におけるカーシェアの状況
日本では、1988年以降いくつかのサービスが展開されたものの、オリックス自動車が2002年にEVの共同利用の社会実験を引き継ぐかたちでカーシェアリング事業を始めたのをきっかけに、少しずつ広まっていきました。
当初はレンタカー業者が中心でしたが、無人の拠点における貸し出しが可能となった規制緩和などを背景に駐車場大手のタイムズが「タイムズプラス(現:タイムズカーシェア)」を一気に展開したことで日本におけるカーシェアが一気に普及しました。
私たち、カーシェアNEXT編集部はカーシェアが間違いなく時代を変えるサービスだと考えていますが、ライフスタイルに合ってる、合ってないというのは3週間くらい使ってみないと分かりません。
カーシェアリングライフがあなたの生活を彩ることを陰ながら祈っています。
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